何らかの理由で不登校になってしまった我が子。家にいる間はゲームばかりしていると親としては心配になりますよね。
我が家の長女が中学生のときに不登校を経験しています。
そして、家にいる間はゲームばかりしていました。私も夫もゲームは好きなので否定的な意見はないのですが依存していないか心配もしました。
今回は、長女が不登校をしていたときの体験談を踏まえて、不登校の子どもとゲームの付き合い方についてまとめていこうと思います。
不登校の子どもがゲームをする理由は?
まず、ゲームが不登校の原因になっていると心配される方もいるでしょうが、そうとは限りません。うちの子も不登校になる前からゲームはしていました。
しかし、理由はゲームではなく学校への不信感や気持ちの問題でしたから…。どちらかというと、不登校になってゲームをする時間が増えた形になります。
不登校の子どもがゲームをする理由は下記の5つですね。
- 他にやることがない
- 現実逃避になる
- ゲームをするのが好き&楽しいから
- 自分の居場所ができる
- クリアできたときなどの達成感

うちの子の場合、学校行かないから課題もやらないし塞ぎ込んでた時期は、
何もすることがなかったため唯一やることがゲームだったのですよね。
もともとゲームが好きな親の元で育っていますから、ゲームが好きですし楽しかったのでしょうね。難しいゲームをクリアするのは達成感も得られますし。
不登校の子どもは学校に行けないことに罪悪感を持っていることが多く、ゲームをして罪悪感を薄めていることもあります。
長女はあまりやらなかったのですが、今はオンラインで誰かと一緒にゲームをすることができますよね。そこが自分の居場所になっているケースも多いです。
不登校の子どもからゲームを取り上げるのはNGなのか?
不登校…特に不登校になって間がない子に1番大切なのは見守る姿勢になります。1番難しいことですけどね。
不登校になった子どもは、心がかなり疲れている状態です。この状態で親が何とかしようと動いても、逆効果になることが多くあります。
学校にも行かない・勉強も家の手伝いもしないでゲームばかりしている子どもをみると、イライラしてしまいますよね。
でも、ここでゲームを無理やり取り上げてしまうのはNGです。精神状態が回復していない状態の子どもからゲームを無理やり奪うと、ストレスが増してしまう可能性が高いです。親子の信頼関係にも影響しますから…。
私も夫も一時期、ゲームを取り上げることもありました。しかし、長女は心を入れ替えるどころか私や夫と口もきかなくなってしまったのです。
うちの娘の場合ゲームをしている時間は楽しくて学校のことを忘れられる時間でした。それを取り上げてしまったことで、余計に塞ぎ込ませてしまう結果になってしまったのです。
不登校の子どもをゲーム依存にさせないためには?
ゲームを取り上げるのはよくないですが、不登校の子がゲームに依存してしまう例はあるので、見守りつつ少しだけゲームとの付き合い方を工夫してみて下さい。
不登校の子どもをゲーム依存にしないために、私や夫が気をつけたことを紹介しますね。
ゲームを通じて親子の会話を増やした
これは、親御さんもゲームが好きな方におすすめなのですが、子どもと一緒にゲームを楽しむと会話をするきっかけになります。
うちの長女は塞ぎ込んでいた時期でも下の妹弟とゲームの話をしているときは、楽しそうにしていました。取り上げたときは、機嫌が悪かったです。
だから、ゲームを取り上げるのはやめて長女がやっているゲームを私や夫もやっていましたね。(その行動ができるまでに時間はかかりましたが…)
長女に攻略方法をきくこともありましたし、私や夫がネットで調べて攻略方法を教えることもありました。



家族みんなでゲームの話で盛り上がれるため、
家庭内で長女が孤立してしまうことがなかったのでよかったです。
ゲームを触らない時間・タイミングを作る
無理にゲームをやめさせることは難しいので、ゲームに触れない・触らない時間をあえて作ることもやっていましたね。
うちの長女は外出をするのは嫌がらなかったので、買い物に出かけたりランチに出かけたり…。
我が家のルールに「外出時のゲームは車の中だけ」というルールがあったのですが、長女は守るタイプだったので、それを利用しました。
映画に行ったりカラオケに行ったりもしましたよ。もちろん、毎日はできませんでしたが…とにかく1日中ゲームをしていることがないように気をつけたのですよ。
もちろん、外出をするのがキツイ子もいるので外出がベストというわけではないですが…。
可能であれば、1時間でも30分でもゲームをしない時間を作ってみて下さい。
通信や課金には注意をさせる
我が家が1番気をつけていたのが、通信での個人情報のやり取りをしないことと課金は勝手にしないことです。正直、これが1番怖いですから。
通信をするときは絶対に自分のことは離さないことと、通信相手が変な人だと思ったらブロックすることと、課金はお小遣いの範囲でということを守ってもらいました。
それ以外は、とくに制限はしていません。課金したいときは、まず私や夫に聞いてからコンビニで売っている課金用のカードを買ってやっていました。
不登校でゲーム三昧だった長女の現在(18歳)
紆余曲折はありましたが、不登校時代にゲームを厳しく制限しなかった長女、現在は18歳になりました。高校は通信制高校でしたが、ちゃんと卒業しています。
1人で外に出ることできなくて外出は家族と一緒、通信高校のスクーリングも会場近くまで私が一緒に行っていた長女。
小さい会社ですが、就職して毎日バスと電車に乗って通勤しています。先日は原付の免許も取得しました。



ゲームばかりしていた不登校時代は心配もしましたが、
マイナスに働くことはありませんでした。
まとめ
ゲームは依存性が高い場合もありますし、実際にゲーム依存に発展してしまう子もいますから、ゲームをさせるのが正義!というわけではありません。
ご両親や周りの方が依存しすぎないように、子どもの様子に気をつけてあげる必要はあります。ゲームを通じて会話を増やすのもよいです。
外出ができるのなら外に出る機会を増やしてみるのも試してみて下さい。
もし、生活に支障をきたしているなど、ゲーム依存を疑う場合は専門の医師に判断を仰ぐようにしましょう。
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