仕事をしていてミスをしてしまうことって、人間ですから当然ありますよね。コンビニのアルバイトも、新人ベテラン問わず、まったくミスをしない人はいないでしょう。
私はWebライターと並行して、コンビニで準夜勤パートを5年ほど続けています。新人の頃はミスも連発していました。
今回は、コンビニのアルバイトで起こりがちなミスを紹介します。

ミスをした際の対処法も併せて紹介していくため、
コンビニでアルバイトをしようと思っている方は
ぜひ読んでみてくださいね。
コンビニのアルバイトでありがちなミスと対処法


新人・ベテランに限らずやってしまいがちな小さなミスと、対処法から紹介していきますね。私も、正直たまにやってしまうので自戒もこめて……。
電子レンジで調味料の小袋が爆発
電子レンジで商品を温める場合、お弁当などにくっついている醤油やマヨネーズの小袋は必ず外します。しかし、実際は外すのを忘れがちです。
小袋を外し忘れると電子レンジの中で袋が破裂してしまうため、結構な大惨事になります。私も新人の頃、数回やらかした経験があるミスです。
小袋が爆発するとお客さんに迷惑が掛かりますし、電子レンジの中が大変なことになります。やった後は、かなり凹みますね。
優しい人なら爆発しても「いいよ~」と許してくれるのですが、良い人ばかりではないです。許してくれる人であっても、代わりの調味料を用意します。
基本的には商品を交換するのですが、1つしかない場合は「このままでいい」といわれることもあります。
袋が破れて中身が飛び散っていて商品も汚れてしまうため、そのままお客さんに渡す場合は汚れを綺麗にふきとるのも忘れずに。
カウンターフーズに使う調味料で代用できれば、それを渡しても良いです。
予防法は、温める前に小袋がついていないか必ず確認するに限ります。
揚げ物の入ったお弁当や、お好み焼きなどは小袋がついている確率が高いため注意しましょう。
購入された商品・お箸などの入れ忘れ
お客さんが購入された商品やお箸などの小物を袋に入れ忘れてしまうミスは、ベテランでもやってしまうミスです。私も回数は少ないですが、たまにやらかします。
レジ袋の下に隠れていたり、レジカウンターに置いてある備品等で隠れてみえなかったりで死角に入ってしまうと忘れがちです。
会計が終わってすぐに気が付いたら、お客さんを追いかけて渡せますが間に合わないことも多々あります。渡せなかった場合は、店長に報告して商品はなくならないようにキープ。
入れ忘れた商品は取りに来ない人も多いです。電話連絡が来て届けてくれといわれるケースやカウンターフーズなどは後日返金の対応もあります。
入れ忘れ防止には、商品を全て入れ終わった後にもう一度レジカウンターを見回すこと。レジ袋を持ち上げるなど、念入りに確認をすると入れ忘れも防げますよ。
ポイントのつけ忘れ
最近はどこのコンビニにもポイントがありますよね。ポイントのつけ忘れもやりがちなミスのひとつです。
ポイントを付ける場合は会計の前にポイントカードをスキャンしたり、バーコードを読み取ったりする作業が必要なのですが会計後に出すお客さんもいます。



なにも聞かずに会計を済ませた後に
「ポイントつけて!」といわれることもしばしば……。
レジが混んでいなかったら、再度レジ操作をしてポイントをつけてあげることも可能です。後からポイントが入る前の会計分は取り消し作業をします。
ただ、割引を使ったりクレジットや電子マネーのお客さんだと処理が難しいため、やり直しも難しいです。この場合は、お客さんに丁寧に謝罪して納得してもらうしかありません。
予防策は、商品をスキャンする前か会計ボタンを押す前の
『ポイントカードはお持ちですか?」の声掛けが1番確実です。
電子マネーの間違い
電子マネーの間違いも、新人の頃はよくやりました。最近は電子マネーの種類も多くて、間違いも起こりやすいですよね。
同じスマホに、2種類以上の電子マネーを登録していると間違った電子マネーでも引落されてしまいます。
私も、以前お客さんがクレジットカードを出されて普通にタッチ決済ができたのですが「クレジット払いじゃなくてWAONで支払いたかった」と……。
「カード払いですか?」と伺って「はい」と答えられたので、そのように処理をしたのですが違っていたわけですよ。
クレジット取り消しもできますが時間がかかるのもあって、お客さんが「このままで良いよ」と許してくださったため事なきを得ました。



しかし、場合によっては面倒なことになり兼ねないため注意が必要です。
予防法は、事前にしっかり電子マネーの種類を確認すること。お客さんの中には黙ってスマホやカードだけ出される方もいるので、会計前の確認は必須です。
廃棄商品の引き忘れ
コンビニでは1日に数回、賞味期限を確認して販売期限の過ぎた商品は廃棄処理するために売り場から引きます。たまに確認漏れを起こすこともあるのです。
お弁当類などの場合販売期限が切れた商品は、レジを通そうとするとエラーがでます。
売り場に同じ商品があれば交換できますが、ないときは謝罪して別の商品を選んでもらうか諦めてもらうしかありません。
レジでエラーの出ない商品で万が一賞味期限の切れた商品がお客さんの手に渡ってしまうと、お店の信用にも関わります。
予防策は、2人以上の体制でシフトが組まれているなら、ダブルチェックが確実です。
もし、夜間などワンオペの場合は一通り確認した後に、もう一度確認すると引き忘れも少なくなります。
商品を落とす
納品された商品を棚に入れているときなど、手が滑って落としてしまうことも少なくありません。商品がへこんでしまったり、中身がこぼれてしまったり……。
もし、商品を落としてしまって売り物にならなくなったら、店長などに報告して廃棄処理をします。店によっては買取りになるケースもありますが……。



わざとダメにしたわけではないなら基本的に弁償の必要はありません。
私は先日、サラダを棚に並べている最中に床に落としてしまい蓋が開いて中身が飛び散りました。また別の日はパックジュースを落として凹ませてしまったこともあります。
対策は、とにかく気をつけるしかありません。
足元や手元、持てる量など自分で把握して落とさないように最新の注意を祓いましょう。
コンビニのアルバイトで避けるべきミスと対処法


上記で紹介したミスは、比較的小さなミスです。時間さえあれば自分で対処をしたり、そこまで大きな問題になることは少ないミスです。
ここから紹介するミスは、重めのミスになります。



場合によっては店に損害を与えるケースもあるため、
ミス起こさない工夫を徹底するようにしましょう。
料金支払い関係のミス


コンビニでは公共料金・後払い決済・収納代行なども取り扱っていますよね。
間違えてお店の控えを渡してしまうミスは意外と起こりやすいです。また、月末など払込用紙を何枚も持ってくる人がいるのですが、処理ミスもたまに起こります。
料金収納は、金額が10万を超えるものも……。ミスが起こると最悪店が料金の負担をしなければ行けなくなるため注意が必要です。
お客さんの控えかしっかり確認して料金も間違いなく受け取るなど、普段よりも慎重に処理をしましょう。5万円超える支払いには収入印紙を忘れずに。
釣銭の間違い
手動レジのコンビニでは、お釣りの渡し間違いが起こります。少なく渡してしまうとクレームに繋がりますし、多く渡してしまうと店にとってマイナスです。
よくある間違いとして、5000円札と1万円札を間違えるケースがよくあります。私のコンビニでも、新人の子がたまにやるミスです。
良心的なお客さんなら間違えていると教えてくれますが、黙って出ていくお客さんもいます。レジの点検の際に数千円のマイナスが起こってしまうと面倒です。
基本的に、レジにマイナスが起きても弁償させられるケースはありません。しかし、店長やオーナーから注意を受けるため凹みます。
お金の問題はお店の信用にも関わるため、しつこすぎるくらい確認しても良いです。
5000円札と1万円札は、とくによく確認してから会計しましょう。
発注の間違い
新人のアルバイトが発注を任されることは少ないですが、慣れてきて発注を任されるようになったら起こる可能性があるミスが発注ミスです。
たとえば、おにぎりを10個注文するつもりが入力ミスで100個になってしまったなどですね。店長クラスの人でもやらかす可能性のあるミスともいえます。



1個ずつの注文かと思ったらケースだったとか……。
賞味期限の長い商品なら安売りしたりして何とか売り切ることもできますが、お弁当などの賞味期限が短い商品だと大量の廃棄がでてしまいます。
廃棄が増えるのはお店にとって痛手になるため、かなりキツイ注意を受けることになるでしょう。発注ミス防止には送信する前に、確認するくらいしか対策はありません。
未成年に酒・煙草を売ってしまう
未成年にお酒や煙草を売ってしまうと、店員側が罰則を受ける可能性があります。
明らかに未成年だけどガラが悪いし面倒臭いから……と、お酒や煙草を売ってしまいたい気持ちになるかもしれません。
しかし、万が一その未成年が警察に補導されたりした場合に大変なことになりかねないです。実際に、店員が警察から事情聴取を受けたケースもあります。
へたしたらお店での販売ができなくなることもあるとか……。
自分やお店を守るためにも、未成年かもと思ったら必ず年齢確認をしましょう。ごねるようなら、店長やオーナー、最悪の場合は警察を呼んでも問題ないですよ。
コンビニのアルバイトでミスをしたときの注意点


コンビニでアルバイトをしていてミスをした場合は、気が付いた時点で必ず店長など上司に相談・報告をしましょう。ミスを隠すのは絶対にやってはいけないことです。
すぐに報告すれば解決できるケースもあります。時間が過ぎたら対処が難しくなるケースもあるため、必ず報告をしてください。
怒られてしまうかもしれませんが、隠していて後からバレたほうが怒られますから……。



報告をした後は、しっかり謝罪もしましょう。
これはお店によりますが仕事のミスでレジにマイナスが起きたり、商品を廃棄にしてしまった場合でも
基本的に店員が賠償・弁償する必要はありません。
お店によって「弁償しろ」といわれるケースもありますが、法律上は弁償の強制は違法です。
罪悪感は感じるでしょうが払う義務はないと覚えておきましょう。
まとめ


コンビニのアルバイトでのミスは、新人でもベテランでも起こり得ることです。



新人で少し慣れてきた頃に、ミスが多くなる人もいます。
ミスをしたら繰り返さないように、メモをしておくなど対策をとっておくと良いです。
失敗をしてもクビや多額の賠償を背負うことはありません。
ミスは隠さないですぐにお客さんや上司に報告して必要な対策をとるようにしましょう。
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