2人目3人目と子どもにきょうだいをと思ったときに考えるのは、上の子との年齢差です。
多いのは2歳〜3歳差ですよね。
でも、私の周りでもそうですが上の子と10歳以上離れて下の子を妊娠した……という方も少なくありません。
年が離れての妊娠は、嬉しい気持ちは当然あります。しかし、同時に年が離れているきょうだいの育児への不安もあるでしょう。

私には4人子どもがいて、1番上の長女と末っ子次男の年の差は11歳です。間にきょうだいがいるため状況は少し違いますが……。
私自身の体験をもとに、10歳以上年の離れたきょうだいを育てて感じたメリット・デメリットや育児のポイントをまとめてみました。
10歳以上差があるきょうだいを育てるメリットは?


まずは、10歳以上差きょうだいのメリットからお話していきましょう。
年の差きょうだいの育児は、意外と良いことが多いですよ。
育児の協力者として最強の上の子がいる
10歳以上年の差がある場合、下の子が生まれる際の上の子は小学4年生以上ですよね。
それくらいの年齢なら、自分のことは自分でできて手もかかりません。
手がかからないどころか、下の子のお世話もある程度はできてしまうのです。
抱っこも上手で下の子の着替えなども手伝ってくれます。
下の子のお世話や家事の手伝いなど、意外とうまく立ち回ってくれて助かることも多いです。



下手したら夫よりも頼れる存在に……。
下の子の身体がしっかりすれば、お風呂だって入れられるのですよ。
寝かしつけもお手の物で、育児の大変さも軽減します。
自分の気持ちに余裕が持てる
上の子に手がかからず戦力にもなるため、ママの気持ちにも余裕が持てる点も大きなメリットです。
昼間、上の子は学校に行ってしまうため下の子にじっくり向き合えます。
上の子が大きいからか、赤ちゃんが可愛くて……まるで孫のような感覚でした。
きょうだいで喧嘩することは少ない
年が近いと、おもちゃの取り合いなどきょうだい喧嘩も多発しますよね。
その点、10歳以上差があると、きょうだいで喧嘩をすることも少ないです。
下の子が悪さをして上の子が叱ることはあるけど、殴り合いの喧嘩になることはありません。
上の子も10歳も下の子に意地悪しませんしね。
うちは、間にきょうだいがいるからきょうだい喧嘩は日常茶飯事でしたが……。
でも、長女と次男が喧嘩することはないです。



きょうだい喧嘩がないだけでも育児の大変さが軽減されます。
金銭面に余裕がもてる(間にきょうだいがいない場合限定)
年の差があるきょうだい育児は、金銭面で余裕がある点もメリットです。
親の年齢も上がって、そのぶん収入も増えるため金銭面でもゆとりがでます。
もちろん間にきょうだいがいれば、そこまで余裕はないかもしれませんが……。
受験・進学に関しても、年が離れているぶん次に備えるための準備もしやすいです。
貯金をしていれば、育児グッズを1から買い直さなければいけなくても、どうにかなる余裕はできます。
10歳以上差があるきょうだいを育てるデメリットは?


10歳以上差があるきょうだいの育児は、メリットが多いが大変なことも多いです。
10歳以上差があるきょうだいの育児、どこが大変なのかお話していきますね。
育児期間が長い
年の差があるきょうだいを育てるうえでのデメリットのひとつは、育児の期間が長い点です。
たとえば10歳差なら上の子が20歳(今は18歳で成人ですが)になっても、下の子はまだ小学4年生で小学校生活がやっと半分すぎたくらいの年齢になります。
上の子の年齢プラス10年くらい育児の期間が長くなるのです。年数がかかればそれだけ親の年齢も上がりますよね。



年の差が大きいきょうだいは、長い育児のために心と身体を健康に保つ必要があります。
遊びに行く場所に悩む
年の差があると遊びに行く場所も悩みの種です。
遊園地にいっても乗れるものが全く違いますよね。それぞれにわかれてついていけるように、人手が必要です。



大きいアスレチックなど、下の子は上の子の真似をしたがりますし危なくてハラハラします。
下の子連れでの学校行事参加が辛い
預ける人がいない場合、下の子連れで上の子の学校行事に参加しなければならない点もデメリットです。
小学校に上がると授業参観や行事の説明会など、学年が上がると意外と学校に出向く機会が増えます。
学年が上がるとPTAなどの役員がまわってくることもありますしね。
私は末っ子が2歳くらいのときに長女の中学校入学式に参加しました。
当時、夫も仕事でいなかったためやむを得ず下の子を連れていくことに……。
式の最中、次男は途中で泣くし抱っこからおろしたら逃走するしで、まともに参加できなかったです。



せっかくの入学式、写真もまともに撮れなかったのが悔やまれます。
お下がりが使えない
10歳以上差があると、ベビー用品も処分してしまっている人も多いですよね。
我が家は間にきょうだいがいますが、それでもベビー用品は残っていませんでした。
ベビー用品が残っていないと、新品を新たに揃えることになります。
金銭的な余裕はあるとはいえ、ベビー用品をそろえるのはお金も労力も必要です。
我が家は、チャイルドシートなどの大きいものは親戚や友人がお下がりをくれたので助かりました。
周りに声をかけてみても良いかもしれませんね。
10歳以上差があるきょうだいを育てる際のポイント(注意点)


10歳以上差があるきょうだいを育てるメリットとデメリットを紹介しました。
何歳差でも良い点と悪い点はあるものですよね。
ここからは、10歳以上差のあるきょうだいを育てる際のポイントを紹介します。
上の子に向き合う時間を意識して作る
上の子は手がかからないくてお手伝いも頑張ってくれていても、心の底では不安定な気持ちを抱えているかもしれません。



とくに思春期にさしかかると、複雑な悩みを抱える子もいます。
下の子に手がかかるため上の子への対応が後回しになりがちですが……。
できるだけ上の子と向き合う時間を意識して作ってあげてほしいです。
我が家の長女は中学生で不登校を経験しています。
学校での問題もありましたが、親である私と夫が上の子に向き合う時間が少なかったのも原因でしょう。
難しい年頃だった長女に、もっと目をかけてあげるべきだったと後悔しています。
上の子をママパパの代わりと思わない
上の子が大きいからお手伝いも率先してやってくれるため、ついつい頼りすぎてしまうことも多いです。



でも、上の子もまだ子ども。
パパやママの代わりではありませんよね。頼りすぎないように気をつけてあげましょう。
……とはいえ、私も長女をかなり頼っていた時期がありました。これは反省しなければいけない部分です。
学校行事などはきちんと参加する
下の子連れだとかなり大変ですが、上の子の学校行事にはできるだけ参加してあげてください。
年齢が上がっても子どもは、パパママに自分をみてほしいものです。
末っ子を連れての授業参観や運動会はかなりの重労働でしたが、できる限り参加していました。
たとえ、途中で離脱しても参加した事実が重要です。



長女も、少し顔をみせるだけでも、喜んでくれました。
末っ子がぐずったりしたら離脱するかもと伝えての参加ですが……。
まとめ


10歳以上年の差があるきょうだいの育児には、メリット・デメリットがあります。
それは、2歳3歳差のきょうだいでも同じです。



年の差があると、小さい子につい目がいってしまいますよね。
赤ちゃんは可愛いですし。
でも、年が離れているからこそ気にしてほしいのは上の子は難しい年頃に入っていく時期だという点です。
意識して上の子のケアをしながら、少し長い育児期間を乗り越えていきましょう。
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