不登校になった子どもも、卒業の時期がやってきます。親として気になるのは、卒業式にでるかどうかではないでしょうか。
不登校の子ども次第ですが、卒業式出席が無理なケースはあります。卒業式にでなくても大丈夫なのか、欠席する場合の卒業証書の受け取り方など、気になりますよね。

我が家の長女は中学生の頃、不登校で卒業式も皆と一緒には参加できませんでした。
今回は、我が家の体験談を交えながら、不登校児の卒業式についてお話します。


不登校の卒業式は無理に出席しなくても問題ない?


小学6年生や中学3年生で不登校だと、卒業式にいけるかどうか気になりますよね。結論からいいますと、卒業式に出席しなくても卒業できますし、出席しなくても大丈夫です。
学校にほとんどいっていない子どもだと、卒業式だけとはいえ出席に抵抗があるかもしれません。
もちろん、子どもが出席したいなら別ですが、無理そうなら卒業式の出席を強制しなくても大丈夫です。卒業式をどうするかは、子どもと話し合ったうえで、出欠を学校に伝えましょう。
不登校で卒業式に欠席したら卒業証書はもらえる?


不登校のまま、卒業式にでられない場合に気になるのは、卒業証書の受け取りですよね。卒業証書がなくても卒業はできますが、記念としてもらっておきたい人もいるでしょう。
卒業式に参加できなくても、卒業証書をもらえます。どのように受け取るかは、子どもと話し合って決めるとよいでしょう。
卒業式に出席しないで卒業証書を受け取る方法は、下記の3つがメインです。
- 先生に自宅まで届けてもらう
- 本人か保護者が学校までとりにいく
- 学校から郵送してもらう
学校によっては、不登校の子のために校長室などで特別に卒業式を行ってくれるケースがあります。もちろん、子ども自身が学校にいけるなら……ですが。
また、保護者席から卒業式の様子をみて、卒業証書だけ受け取る方法もあります。
学校によって対応方法は異なるため、事前に確認をしておくとよいです。お子さんにあう方法で、卒業証書を受け取れるように担任の先生と相談しながら決めましょう。
不登校で卒業式にでるなら練習はどうする?


不登校で学校に行けなくても、卒業式だけは出席したいと考える子もいます。でも、卒業式は合唱もあり、通常だと練習を重ねて本番を迎えますよね。
卒業式の練習だけでも出れるなら、練習の時間だけ参加してもよいでしょう。
練習にでるのが無理なら、卒業式の流れと証書の受け取り方だけ教えてもらって自宅で練習をしておくこともできます。
おそらく卒業式が近くなると、先生から「卒業式はどうするか」と聞かれるはずです。その際に、出席したい旨を伝えて練習についても相談をしましょう。
不登校児の卒業式は子どもの気持ちで決めるのが1番よい


親としては、卒業式だけでも出席してほしいとは思うものです。学校の先生も、卒業式にでないか何度か聞いてくるかもしれません。
しかし、結局は子どもの気持ち次第です。
卒業式にでるかでないかは、親が強制しないようにしましょう。
子どもの意思を確認する際に気を遣いますよね。できるだけ、子どもがリラックスしているときに気持ちを聞いてみてください。
卒業式の出欠・卒業収書の受け取り方など、子どもと話し合って、結果を学校に伝えましょう。



子どもの気持ちが当日になって変わる可能性があることも、
覚悟しておくとよいかもしれませんね。
不登校だった我が子の小さな卒業式(体験談)





保護者の私、めちゃくちゃ普段着で……。



とはいえ、我が家の場合は小さい卒業式をやってもらえたのは、
嬉しかったです。
まとめ


不登校の子どもの場合、卒業式への出席が難しい子もいます。私もそうですが、親としては卒業式の晴れ舞台に立つ我が子をみたいと思うのは当然です。
卒業のお祝いは自宅でもできますしね。子どもとよく話し合って、本人が納得のいく形で、卒業式の出席・欠席を決めましょう。
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